八百長じゃあねえの?
「八百長じゃあねえの?」
は、中学の頃だったかの国語の教科書に載っていた話に出ていたセリフですが。
角界が八百長メール事件で大揺れに揺れています。
これまでもたびたび噂は出ていても、
何しろ証拠が無いものだからうやむやになっていたのですが、
今度は動かぬ証拠が警察から出てきて、
さらに当人たち(の一部)も認めたものだから、
これはもう言い逃れできないですよね。
でもねぇ、これまで週刊誌などでかなり詳しい話まで出ていたり、
板井氏なんかも外国特派員協会で会見までして話していたりもしたし、
みんな「まぁあるんだろうな」とは思っていたんじゃないでしょうか。
少なくとも僕は「まぁあるんだろうな」と思ってました。
「絶対存在しない!」と思っていた人は、
ちょっとピュア過ぎるんじゃないかなぁとも思います。
いまの親方衆、既に角界から引退した元力士、解説者などなど、
果たしてどれくらいが「八百長なんてやってない」と胸を張って言えるでしょうか。
していた人が多いからこそ、
「してなかったことにしよう。誰も損はしないし」
という方向に進んで行ったのではないでしょうか。
ともあれ、放駒理事長はまったくもって運が悪いというか、
貧乏くじを引いたというか、とにかくえらい目に遭ってしまいましたね。
放駒理事長(元大関魁傑)は現役時代からガチンコ一筋の力士だったらしいので、
なおさら気の毒な気もします。