児玉さん死す
数日前、俳優の児玉清さんが亡くなりました。
残念ですねぇ。アタック25の司会ももう見られません。
アタック25って、僕らが生まれる前からやっていたんですよね。
だいぶ長いですねぇ。もう35年だそうですから。
岩手で放送が始まったのは、確か僕が小学生くらいのときだったと思います。
当時、僕は「三枝の国盗りゲーム」というクイズ番組が好きだったのですが、
その「国盗りゲーム」が終わりになり、アタック25が始まりました。
「ちぇっ、何だよこの番組! てか、児玉清って誰だ??」って思った記憶があります。
まさか、今まで続く番組になるとは思いませんでした(笑)
俳優としてもいろんな作品で見た児玉さんでしたが、
結構印象に残っているのは、ラジオの「テレホン人生相談」です。
別にいつも聞いてるわけではなく、車で移動中にたまに聞く程度なのですが。
パーソナリティーや回答者によっては、
「そんな言い方ないんじゃないの?」っていうくらいに、
相談者を責めるような口調で話す人もいます。
(あと、「それはあなたの決めつけじゃないの?」と言いたくなるような人もいる)
でも、児玉さんはそういう話し方をしない人でした。
話をじっと聞き、ポイントポイントで静かに言葉を挟む。
歩けない人をムリヤリ掴んで歩かせるのではなく、
横からそっと手を添えるような話し方。
人から相談を受けるときや、話の交通整理をするときは
こういう感じが良いんだろうなぁ、と思ったものです。
どことなく知性を感じさせる雰囲気など、
「こういう歳の重ね方をしたい」と思う人も多いんじゃないかと思います。