何のための確認か
ルールをルール通り、厳格に適用することは大事なことです。(法的安定性)
基準が曖昧だと、「あのときは良かったけど今はダメ」なんてことになってしまいます。
これは揉め事の元です。
一方、何でもかんでもルールに縛られて、
柔軟な対応ができないようだと、それも困ったことです。(具体的妥当性)
「いやいや、あのときとは事情が違うんです」ということもありますしね。
そんなことを思い出した、このニュース。
【しゃくし定規とはこのこと?92歳女性 身分証明書なくウイスキー買えず】
(スポニチ)
イギリスのハーローで、ウイスキーを買おうとした92歳の女性が、
年齢を示す身分証明書を持っていなかったため、買えなかったんだとか。
制限ギリギリの見た目の人ならともかく、
92歳じゃあ、失礼ながら外見でもうOKのような気がしますが…(笑)
何のためのルールか、「ルールのためのルール」になっていないか、
そこを考えるのも、結構重要なんじゃないかと思います。