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なめこアヴェニュー

このドラマはフィクションであり、実在の(略


今日は仕事したり、出かけたり、休んだり、仕事したり、とあまり定まらない1日でした。
もうちょっと仕事を進めておきたかったかな、とも思います。


さて、気持ちは何となくわかる、と言いたくなる話題。

【映画「鳴梁」を刑事告訴…“歴史歪曲、浅はかな商法”とペ・ソル将軍の子孫が主張】
(ネタリカ)

韓国でヒット中の映画「鳴梁」で、主人公を裏切る悪役として描かれた人物の子孫が、刑事告訴をしたそうな。


歴史上の人物に対する評価というのは、非常に難しいものだと思います。
会いも見もしていない人を「こういう人だった」というのですからね。
100%に近い精度でその人の人物像を言い当てることは、ほぼ不可能に近いと思われます。

ただ、それでは小説や映画は作れません。
そこで、作家や原作者は綿密な取材をして、いろいろなキャラクターを歴史上の人物に与え、話を組み立てていくものと思われます。

その中で、いわゆる善玉として描かれる人はいいでしょう。
でも、その一方で悪役として描かれる人もいるわけです。

悪役でも、いわゆるダーティーヒーローならまだマシかもしれません。
「無能」や「卑怯者」、「狡猾」のレッテルを貼られる人は、草葉の陰で憤怒に駆られているのではないでしょうか。
私は歴史小説が好きですが、時々、そういう描かれ方をしている人がかわいそうになるときがあります。


また、歴史ではなく現代小説でそれを感じたのが、山崎豊子氏の「沈まぬ太陽」です。
日本航空をモデルにして社内抗争の内幕を描いた小説ですが、敵役のモデルにされた人たちは、相当厳しい目にさらされたそうです。
「いや、真実はそうじゃない」と言いたくても、国民的人気小説が相手では、反論のしようもなかったことでしょう。


私たち読者・視聴者側は、それらの作品の人物像が「著者のフィルターを通して描かれた像」であることを忘れてはいけないと思います。


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