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なめこアヴェニュー

さらばナックルボーラー

今オフの大リーグ、ベテラン選手のFA市場の動きは本当に遅いです。
今日現在、あの松井秀喜の所属先も決まっていません。

ヤンキースはラウル・イバニェスとまとまったそうで、
これにより、松井をレギュラーDHとして獲得するチームはどうやらなくなりそう、とのこと。

そのイバニェスですら年俸100万ドル前後とのこと。
本当にシビアな世界だなと思いますが、
それもまたファンからすれば面白いところだと思います。



さて、先日、FAとなっていた一人のベテラン投手が引退を発表しました。


【MLB=ウェークフィールドが引退、ナックル武器に19シーズン】
(ロイター)


“絶滅危惧種”のナックルボーラーだったティム・ウェイクフィールド。
通算200勝(180敗)という記録を残してグラブを置きました。


ナックルといえば

 ・時速100キロ前後の超遅球
 ・ただし、変化は不規則
 ・投げた本人もどう変化するかわからない
 ・細かいコントロールもできない
 ・どう変化するかわからないから、捕手が捕れないことも多い
 ・一見ただの遅い球なので、空振りすると打者が非常に格好悪い
 
という、超個性的なボール。
「魔球」とも言われます。



(2000年頃の映像でしょうか。若いですね)



その魔球を操り、忘れた頃に中学生よりも遅い「速球」を投げ、
先発も救援もこなして45歳まで現役を続けたウェイクフィールド。

もう、中年の典型のようなポッテリとしたお腹になっていましたが、
そのおじさん体系も、ナックルボーラーの異端を示しているようで好きでした。


ニークロ兄弟、チャーリー・ハフ、トム・キャンディオッティら
名投手を輩出しながら継続していたこの「異端の系譜」も、
ウェイクフィールドの引退によって、現役ではR.A.ディッキーくらいに。

ナックルが見られなくなるのは、ちょっと寂しいですね。
MLBを見始めた頃、「こんな投手もいるのか!」と奥深さを教えられただけに。
(最初はフェイクフィールドよりキャンディオッティのイメージでしたが)

若い後継者は出てくるのでしょうか。
出てきてほしいものです。

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